スイス・フラン安でインフレ加速?

スイス国立銀行(中央銀行)のヨルダン総裁は30日、スイス・フランがここ1年余りの安値となったことを踏まえ、
フラン安が国内のインフレを加速させる最も可能性の高い要因だとの認識を示した。

同総裁はソウルでの韓国銀行(中銀)の会議で、「外貨を売る」ことでこれに対抗し得ると述べるとともに、自然利子率の上昇も消費者物価の見通しにリスクをもたらすと指摘。ウォン安も少し話題になっていた為だ、

スイス中銀は国内の自然利子率を現時点で0%前後と見積もっていると明らかにし、「自然利子率がいくらか上昇しているか、今後数年間に上昇する可能性があると考えられる理由が現在ある。われわれはこれをインフレ予測に対する小さな上方リスクとみている」と語った。
上方リスク=スイスフラン買い止まりともみれるが、

スイス中銀は3月、予想に反し政策金利を0.25ポイント引き下げ、他の中銀に先駆け利下げに踏み切った。次回6月20日の政策決定についても、利下げが予想されている。

そんな中日本円は利上げに踏み切る可能性もあるのでCHF/JPY の通貨ペアも気になる所だ。

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