2日の東京株式市場では日経平均が4万円をつけた
2日の東京株式市場では日経平均が4万円をつけた。
最近の急ピッチな上昇を受けて利益確定の売りが優勢になるとの事前予想とは逆に強さを見せたのだが、
心理的節目の4万円をあっさり回復した。市場関係者の間では、「トランプ相場」を先取りした動き、との声も上がっている。
ただ、11月の米大統領選まではまだ時間があるため、株高の持続性を巡っては選挙の行方と同様に不透明感がつきまとう為楽観ムードも程々にといった所だら、
この日の業種別上昇率上位には、
銀行•保険といった金融株。
鉱業•石油・石炭製品などが並んだ。
松井証券のシニア・マーケットアナリスト、窪田朋一郎氏は「テレビ討論会以降、トランプ・ラリーを織り込む動きがみられる」と指摘する。6月27日(米国時間)に行われた
討論会は日本時間ではちょうど、
6月28日の取引時間中だった。
前日27日終値から7月2日終値までの値動きをみると、TOPIXの騰落率は2.2%高。一方、鉱業は5.7%高、石油・石炭製品4.9%高、銀行5.8%高、保険8.7%高と、TOPIXのパフォーマンスを大きく上回った。
今後の米選挙の動きにより注目が集まる。