米株式市場

米株式市場では、利下げが近いとの観測が強気相場を下支えする可能性がある。

企業の決算発表や大統領選を巡る不透明感が波乱要因になり得るとの見方が出ている中で
連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は9日の議会証言で、米経済は「もはや過熱した状態ではない」と発言。利下げの根拠が増しているとの考えを示唆した。

BMOウェルス・マネジメントのユンユー・マ最高投資責任者は
・今後1年で約6回の利下げがあると予想。「市場にとっても経済にとっても、これは間違いなくプラス要因だ」と語った。

CMEフェドウオッチによると、
市場は9日遅くの段階で9月の利下げ確率を70%以上と予想。1カ月前は約50%だった。LSEGのデータによると、先物市場は今年の利下げ幅を約50ベーシスポイント(bp)と見込んでいる。

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、インフレは鈍化しているとの認識を示しつつ、金融当局の目標である2%に向けて持続的に減速しているとの確信はまだ抱いていないと述べた。

そして10日、
パウエル氏は、最近の物価指標が「緩慢な進展継続」を示しており、「さらなる良好なデータ」が見られれば、インフレ率が当局の2%目標に向けて低下しているという確信が強まると発言している。

米国指数も過去最高値を更新している中では早期の利下げをするメリットはないので
あと少し米金利は高水準でとどまりそうだ。

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