決定会合

日銀が26日、7月の決定会合の議事要旨を公表した。
同会合で委員らは、現在の実質金利がきわめて低い水準にあることを踏まえると、経済・物価の見通しが実現していくとすればそれに応じて引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことが適当との見解で一致した。
同会合後は、日銀の追加利上げへの前向きな姿勢と米景気後退懸念の急浮上で急速に株安・円高が進行。
植田和男総裁は9月24日の講演で、8月以降の為替円高で輸入物価上昇に伴う物価上振れリスクは「相応に減少」しているとし、内外の市場動向やその背後にある海外経済の状況を丁寧に確認していく「時間的な余裕はある」と語った。

今後国内で利上げを後押しする要因が増える半面で米経済の不透明感が変わらない場合の対応について「プラスの要因とマイナスの要因がそれぞれ出てきたときに全体的にどうみるかはバランスの問題だ」と述べた。

ドル円は145.190から円高に振れている。

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