週末のBTC相場

週末のBTC相場は上に行って来いの展開。

3度目の正直で65,000ドル(約925万円)突破に成功すると、66,000ドル(940万円)台半ばまで上値を伸ばすと、足元では65,000ドル近辺に値を落としている。

BTCは64,000ドル近辺の200日移動平均線をクリア、8月の戻り高値65,000ドルを3度目の正直で上抜けると、金曜日17時のオプションカットに向け、65,000ドルを挟んでのもみ合い推移を続けていた。

注目の自民党総裁選で前評判通り高市氏がトップで決戦投票に向かうと、アベノミクス再開期待でドル円が146円台まで急伸、BTCの円建て価格も960万円まで上昇した。しかし、石破氏の勝利が伝わると142円台に急落、930万円台に円建て価格は下落した。

デリビットのオプション期日が到来すると65,000ドルのマグネット効果が剥落、BTCは66,000ドルに肉薄した。

同水準に一旦跳ね返されたが、PCEコアデフレーターが予想を下回り米長期金利が低下、またETF市場がオープンすると、CME先物の最終取引時限に向けてBTCは66,000ドル台半ばに上昇した。

この日のBTC ETFフローは494百万ドル、木・金の2日間で8.5億ドルと7月以来の高水準となったことも後押ししたか。

しかし、先物の買戻しが一巡し上値を重くすると、イスラエルがベイルートを大規模に空爆、ヒズボラ高官が殺害されるとリスクオフから米株が失速、BTCも65,000ドル台に値を落とした。

週明けは、円高を受けて日経平均が一時1900円下落するリスクオフの流れを受けて、BTCは65,000ドル近辺に値を下げている。

なお、観測報道段階だが、自民党デジタル社会推進本部の本部長代理で web3PT 座長である平議員のデジタル相就任が報道されており、もし事実であれば日本の暗号資産業界、特に国内ETFの実現や暗号資産税制改正議論にとってプラスに働くと考える。

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