パソコンの性能について
自動売買システムを稼働させるのにPCは必要不可欠
PCといってもよくわからない、難しい!
自分のPCでシステムを動かせるのか?
ノートパソコン?デスクトップ?
1億年前に買ったPCだけど大丈夫?
等
そんな悩みの解決をお手伝いさせていただきます!
1.ノートとデスクトップはどっちがいいの?
パソコンには大きく分けて2つの種類があります。
パソコンには大きく分けて
・デスクトップパソコン
・ノートパソコン
の二つがあります。
デスクトップパソコンはその名の通り
机の上に置いて使う据え置きタイプのモノです。
・PC本体
・ディスプレイ
・キーボード
・マウス
概ね上記の構成で成り立ちます。
※一体型といい本体とディスプレイが一つになったものもあります
大きな特徴として、パーツを交換する事で性能の上昇や寿命の延長が可能です。
つぎにノートパソコンです。
デスクトップパソコンと違い、持ち歩く事を想定しています。
ディスプレイやマウス、キーボードが全て一体となっており
場所を取らず、持ち運べるという特徴があります。
デスクトップとノートの違いについて
デスクトップ | ノート |
一般的に5~10年が寿命 | 一般的に3~5年が寿命 |
自由度が高く、性能や寿命を変える事が出来る | 自由度は無く、性能や寿命を変える事が出来ない |
放熱性が高く、内部にダメージが生じにくい | 放熱性が極端に低く、内部にダメージが発生しやすい |
大きくて場所をとる | 持ち運び出来、場所を選ばない |
ノートに比べ値段が高い傾向にある | デスクトップに比べ値段が安い傾向にある |
デスクトップとノートではノートパソコンの方がより壊れやすく寿命が短い
自動売買システムの種類によっては運用にPCの電源を24時間365日つけっぱなしにする事が求められるため、
ノートパソコンでの運用はあまり推奨されません
※常に動かし続ける為、PCの寿命を通常より縮めます
2.どれくらいの性能(スペック)が必要?
自動売買システムに必要な最低限
・パスマークスコア3,000以上のCPU
・メモリ1.5GB
上記の2点が1つの自動売買システムの運用/稼働に必要な性能です。
「僕のPCはスコア6,000のCPUでメモリも4GBあるから運用できるぞ!」
ちょっと待って!
普段使いの場合CPUは40%~70%
メモリも2~4GBは使用しています!
PCの性能(スペック)や普段の使い方によりどれくらい使われているかは様々です。
基本的に大事なのは使用率です
メモリ使用率とCPU使用率この2つです
使用率 | |
100% | 限界です。止まります。 |
90% | 限界ギリギリ、カクカクしたり止まったりします。 |
80% | 使いすぎです。ブラウザやアプリを閉じてください。 |
60% | 通常範囲内です。 |
50% | 通常です。 |
普段使いの状態でCPU使用率が60%以上になる事が多々ある(マウスを動かすだけでも5~10%使用します)
メモリ使用率が60%以上の場合は、システムを稼働させるのは難しいです。
自動売買システム1つだけの専用機として使用するのであれば
スコア3,000台でメモリ4GBあれば運用/稼働が可能です
※ギリギリのスペックです。ネットサーフィンやアプリを使用すると安定稼働しません
推奨性能(スペック)は?
ネットサーフィンや動画の視聴等、普段使いもする場合は
・システム1台
・パスマークスコア8,000以上のCPU
・メモリ8GB以上
普段使いもするしMT4でチャート複数開いて裁量取引もする場合
・システム1台+裁量用MT4 1台
・パスマークスコア10,000以上
・メモリ16GB以上
基本的にシステムを一つ増やすたびに
パスマークスコア+500
メモリ+1GB
が必要だと考えてください
ゴリゴリにトレーダーとして生きていくぜ!ディスプレイも沢山!チャートもインジも山盛りだ!
・デスクトップPC一択
・パスマークスコア12,000以上
・メモリ24GB以上
3.性能(スペック)の確認方が分からない!
まずは自分のPCのスペックを確認してみよう!
画面左下又は中央下部にあるスタートボタンを右クリック
メニューが開くので【タスクマネージャー】をクリック
タスクマネージャーが表示されたら【パフォーマンス】タブをクリック
①CPU使用率 〇〇% 0.00 GHz
②メモリ使用率 00.0/00.0GB (〇〇%)
③CPUの種類 メーカー(R)/ブランド(TM)/シリーズ
タスクマネージャーにタブの表示が無い場合は左下の【詳細(D)】をクリック
4.パスマークスコアの調べ方
まずは自分のPCのCPUが何かを把握する
CPUには沢山の種類があります
メーカーやブランド、シリーズに型番、ノート用・デスクトップ用・スマホ用等
数百種類のCPUが存在します。
CPUメーカーは大きく2つ
世界的スタンダード Intel社
近年伸びてきた AMD社
Intel社は昔からある企業で世界シェアの約7割を占めています。
AMD社は世界シェア3割と少ないながらソニーのPlayStationⓇにも採用される高性能なCPUを開発しています。
CPUの種類の表記は基本的に下記のような構成になっています
※代表的なメーカーIntel社の場合
調べる上で特に重要となってくるのが、【プロセッサナンバー】です
同じシリーズでもプロセッサナンバーが違うと性能に差があります。
下記のサイトでパスマークスコアを検索できます。
【CPU性能比較サイト】
外部サイト:https://pcrecommend.com/cpu/
サイトにアクセスしてページを下がっていくと
【PASSMARK SEARCH】という項目があります。
ココに自分のPCに搭載されているCPUの【プロセッサナンバー】を入力すると
例) Intel Core i5-1053:8360点
のように点数が表示されます。
この点数こそが【パスマークスコア】です!
メーカー・シリーズ別ざっくり表 ※割と大事な事が書かれています
最近増えている格安PC(3~5万円台)のほとんどが、
超低性能で安価な【Celeron】や【Nシリーズ】を使用しています。
商品ページの説明や画像では新世代や高性能、クワッドコア等と
さも高性能なハイスペックPCのように書いていますが、
残念ながら大嘘です。
騙されないでください。
超低性能の中で比べて、高性能で新世代なだけです。
CPUの中身はコアと呼ばれる脳みそが入っています。
コアにはスタンダードコア(低性能)とプレミアムコア(高性能)の2種類があり
ハイエンドモデルのCore i9の場合プレミアムコアが24個入っています。
ミドルモデルのCore i5でプレミアムコアが8個、エントリーモデルのCore i3でも4個入っています。
ところが、超低性能モデルのCeleronやNシリーズは
スタンダードコアが最大でも4個しか入っていません。
スタンダードコアが小学生の脳みそだとすると
プレミアムコアは教師レベルです
パスマークスコアが同じでも同時に計算できる数に大きな開きあります。
スタンダードコアとプレミアムコアでは値段の開きも大きいです。
安価なスタンダードコアが少ない数で出来ているので安いのです。
どうですか?
CeleronやNシリーズを選んじゃダメな理由が分かりましたか?