米連邦準備制度理事会(FRB)の政策

米連邦準備制度理事会(FRB)の政策に影響する米経済指標の発表を控え、米国債は下落した。ドナルド・トランプ次期米大統領はいわゆるBRICS諸国に対し、米ドルに代わる新たな通貨を作らないという確約を求めるとの警告を受け、ドルがさらに下支えされた。
11月5日の選挙以来、ドルは約2%上昇した。だが、過去10年のうち8回、ドルは12月に下落した。年末のポートフォリオ・リバランスの流れやクリスマスラリーでトレーダーがドルを売って株式などのリスク資産を買うことが多い。
また、トランプ大統領のソーシャルメディアへの投稿が市場を動揺させ、9つの主要中央銀行の政策決定会合と重要な経済データがある今月にトレーダーを不安にさせるリスクがあるため、価格が突然変動する可能性がより大きくなっている。

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